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抗うつ薬とカフェイン

抗うつ薬とカフェインは相性が悪いです。投薬治療中の方はカフェイン摂取を控えめにした方がいいでしょう。

コーヒー・紅茶・緑茶・ウーロン茶・コーラ、といった飲み物には、カフェインが含まれています。栄養ドリンクとかにも、コーヒーの3倍以上カフェインが入っているものもあります。

カフェインを摂取すると、脳内神経系で興奮を引き起こす「アドレナリン」が放出されます。カフェインの摂取過多によっては、アドレナリンが出すぎて、不眠症状やイラつきとかの症状が出やすくなります。

うつ病治療で使われるお薬の大半は、このアドレナリンの暴走を抑えるための、セロトニンというホルモン不足を解消するための薬です。つまり、うつ病の人はセロトニンが不足していて、ストレスなどで発生したアドレナリンによる脳の興奮状態を抑えるシステム機能が低下しているわけです。それを治療薬によって、セロトニンの脳内滞留期間を長くして、アドレナリンの処理をしているわけです。そのためカフェインの過剰摂取によって、アドレナリン放出を促す行為は、うつ病治療に相反する行為となります。

ただ、カフェインに対して神経質になりすぎ理うのもよくありません。当然少しは摂取することもOKです。
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